膀胱結石
膀胱内に石が形成される病気です。膀胱炎などで増殖した細菌の影響で尿のpHが変化して結石ができる場合が多いです。また結石ができやすい体質に加え、カルシウムやマグネシウム、リン等が豊富に含まれる食餌や飲み水が原因となることもあります。結石があっても無症状の場合もありますが、石が膀胱粘膜、尿道粘膜を刺激したり、尿道内に詰まったりすると臨床症状が現れます。症状は疼痛、血尿、頻尿、乏尿などです。特に尿道に結石が詰まると痛みの症状が強くあらわれ、背中を丸めたり、腹部を緊張させたりします。
治療法は抗生物質の投与と水分の補給とともに、pHコントロール、低ナトリウム・低プリン処方食による内科的療法と手術で結石を摘出する外科的療法があります。
膀胱炎以外の原因で発生する膀胱結石は尿路系(腎臓、尿管)にも結石がある可能性があります。