鳥取大学 農学部附属 動物医療センター

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0857-31-5441

  • 受付時間/午前9時〜11時、午後1時〜3時
  • 診療開始/午前9時30分〜

よくある病気

歯周病

 歯周病の子は口臭が強く、歯肉が腫れて出血しやすく、歯がグラグラになって抜け落ち、硬いものが食べられなくなります。おもな原因は歯の表面にべっとりと付着した歯石(歯垢)です。歯周病を起こすと、炎症や腫れがあるため、食事が摂りにくくなり、食欲が低下する場合があります。また、おもちゃなども咥えたがらなくなるので、遊ぶ頻度が減り、元気がなくなったように感じることもあります。くしゃみや鼻水でき気づくこともありますが、歯周病を放置すると歯が抜けてしまったり、菌が血管を通って心臓や腎臓などに到達してしまい、内臓疾患を引き起こす原因にもなります。

 予防法としては歯磨きが一番有効です。しかし、一度ついてしまった歯石は歯磨きでは落とせませんので、動物病院での歯石除去が必要となります。また、抗生物質等の内服が必要になることもありますし、ひどい場合には抜歯等の処置が必要になります。歯周病に関しては、まずかかりつけの獣医さんにご相談ください。