
所属スタッフ
本診療科では、伴侶動物(犬、猫、山羊など)、産業動物(牛など)、展示動物(アザラシなど)に対して、X線検査や超音波検査に加え、高度画像装置(CT、MRI、内視鏡など)を用いて総合的な診断を行っています。これら画像診断結果は、内科、外科、麻酔科など多くの診療科と共有され、治療法や麻酔法の選択、治療効果の確認など多岐にわたって活用されており、本診療科はその橋渡し的な役割を担っています。また最近では、残念ながら亡くなってしまった患者さんの死因究明のために高度画像検査が活用されています。
CT
骨や関節、胸部・腹部臓器など全身をスキャンすることにより、臓器それぞれの病気の発見とともに、相互に関連する異常(転移など)を検出することが可能です。あらゆる角度の二次元画像や三次元画像を構築することもでき、病変の拡大や浸潤度の評価に役立ちます。
MRI
軟部組織の水分含量や組成の違いにより信号強度が変化することから、良好な画像コントラストが得られます。そのため、本院では脳神経疾患の診断に特に利用されています。