鳥取大学 農学部附属 動物医療センター

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TEL 0857-31-5441 受付時間/平日9:00〜17:00

先端医療による治療例

オゾン療法

 オゾンは強い酸化力、消毒力を有する物質であり、有機物と接触することにより有機物質を酸化させると同時にオゾン自体は酸素になります。近年医学、歯学領域で感染症を中心に、その応用が試みられています。獣医領域においても、オゾン療法が種々の症例に適用されてきています。特にオゾンガスを含有したシャワーは、皮膚疾患に対して効果が期待されます。またオゾンを完全に水に溶解したオゾン水は直接血管内投与することが可能であり、腎不全の進行を抑制する効果が示唆されてきました。

 

症例:犬、シーズー、雌、12歳、4kg

 重度のアトピー性皮膚炎で、薬用シャンプー等の内科療法には反応しない症例でした(図1)。週1回、5分間のオゾンマイクロバブルシャワーを5分回実施した結果、治療開始1週間目より、皮膚の発赤が減少し、皮膚の状態が改善してきました。治療後70日目には、脱毛していた部位にも毛が生えてきて、一般状態は非常に改善しました(図2)

 

case07-1

図1.治療前

 

case07-2

図2.治療後70日目